文系でもできるCVP分析

管理会計

はじめに

みなさまこんにちは。創業サポートに力を入れている高須賀会計事務所です。
本日は会社の売上目標を設定するのにとても便利なCVP分析についてご説明させて頂きます。
CVP分析をマスターすると事業計画作成がとても楽になります。
少し難しいのですが掛け算ができればCVP分析は誰でもできます。
数字は苦手という人は頭が冴えてるときに読んで頂きたいと思います。

CVP分析とは

CVP分析とは、売上高や販売数量のVOLUME(操業度)が増減したときにCOST(費用)やPROFIT(利益)がどのように変化するかを分析する手続きを言います。
CVP分析を行うことで、以下のようなことをシミュレーションできるようになります!

売上高が300万円増加したときに、利益はどのくらい増えるか?
逆に売上高が500万円減少したときに、利益はどのくらい減るのか?
今期の目標利益は1,000万円だが、これを達成するために必要な売上高はいくらか?
我が社の損益分岐点売上高はいくらなのか?

損益分岐点売上高とは

損益分岐点売上高とは利益が0円となる売上高を言います。
損益分岐点売上高を下回ると赤字となります。
そのため損益分岐点売上高は会社がず達成しなければならない最低限の売上高となります。

変動費と固定費

以上のようなシミュレーションができるのが CVP分析というツールになります。
ここからはCVP分析を実践していきたいと思います。
ですが…その前に、CVP分析を理解するためには変動費と固定費についての知識が必要となります。
変動費と固定費って何?という人は過去の記事をご覧ください。

変動費と固定費についての記事へ

CVP分析に必要な情報

ではCVP分析を進めていきましょう。
ここでは損益分岐点売上高を計算していきたいと思います。
CVP分析をするために用意して頂きたい情報は次の3つです。

①販売価格(一個あたり)
②変動費(一個あたり)
③固定費総額

シュークリームをつくっている会社を例に実際に CVP分析をしてみましょう。

とあるシュークリーム会社の情報

販売価格 200円
材料代等 100円
地代家賃  20万円
人件費   40万円

(その他梱包代や廃棄コスト教育訓練費費、減価償却費、水道光熱費など多くの経費が発生すると思いますがここでは無視します)

上記情報をまとめると①販売価格は200円②変動費は100円③固定費は60万円です。
必要な情報は揃いました!
実際の計算を進めていきましょう!

損益分岐点の計算ステップ

Step1 貢献利益と貢献利益率の把握
Step2 固定費を貢献利益率で割る

Step1 貢献利益と貢献利益率の把握


貢献利益は、販売価格ー変動費で計算します。
200円-100円=100円
貢献利益率は、貢献利益÷販売価格で計算します。
100円÷200円=50%

Step2 固定費を貢献利益率で割る


固定費を貢献利益率で割ります。
60万円÷50%=120万円←損益分岐点売上高

結論


この会社では売上高120万円であれば利益はゼロ、つまり赤字にならないということになります。

最後に

いかがでしょうか。自社の損益分岐点を意識して経営を行わないと、知らぬ間に赤字に転落してしまうということもあります。必要な情報を入手し目標を持った上で経営を進めていくようにしてください。

参考に損益分岐点分析のためのExcelを用意しました。
①商品・製品、サービスの販売価格
②変動費
③固定費
を入力すれば自動で損益分岐点売上高が計算されますので、是非ご活用ください。
最後までお読みいただきありがとうございます。

損益分岐点分析

 

 

 

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